中国での医療ビジネスの共同展開

当社は、皆様が持っている医薬品等を北京泰徳製薬と協力し中国で開発すること、あるいはそのための支援を行います。以下に北京泰徳製薬の紹介、及び共同展開ビジネスの概略を説明致します。

1. 北京泰徳製薬について

① 沿革と業績

北京泰徳製薬は、当時参議院議員をしていた当社の創設者である水島裕が、日中医学交流の一環として中国政府と相談し、当社と中国の政府系病院である中日友好病院が出資して1995年に設立した企業です。
当社は大正製薬の助けを借りて、リポPGE1の知財と生産技術を提供し、中日友好病院は生産場所を提供し、北京泰徳製薬はリポPGE1の開発に取り組みました。その結果、1998年にその上市に成功しました。2003年には同じくLTTの発明品であるリポNSAID(科研製薬からの技術導入)、2008年にはベラプロストナトリウム錠剤、2010年にはフルルビプロフェンパップ剤(三笠製薬からの技術導入)、2011年にはプロナーゼ顆粒剤を発売しました。
北京泰徳製薬は、世界的財閥であるCPグループ(タイ最大の企業)の出資を受け、2005年に北京経済技術開発区(3万平方キロメートル)に、研究所・工場を建設。最近、その近くに18.5万平方キロメートルの土地を購入し、現在工場を建設しています。北京泰徳製薬は、この工場で生産する医薬品・医療機器をライセンスインや技術導入により調達したいと考えています。
北京泰徳製薬の売り上げは500億円に迫り、利益は100億円を超えています。利益額で中国ベスト30に入る医薬品企業です。従業員数も2000人を超え、近年急速に成長しています。

② 北京泰徳製薬の強み

1. 販売力
代理店を利用せず、1300人を超える自社MRが医薬品を販売しています。医学・薬学専門のMRが90%以上であり、学術的な営業が可能です。全国 34カ所の営業所を基点として、中国のあらゆる省・市・自治区(全国3700以上の病院)をカバーしています。
2. 技術力
2007年に日本のGMP基準を満たし、厚生労働省から「医薬品・無菌医薬品外国製造業者認定証」を中国企業として初めて取得しました。日本へ医薬品を輸出した実績も持っています(今も日本の大手製薬会社にOEMとして輸出)。現在、注射剤、錠剤、散剤、外用貼付剤の生産ラインが稼働しています。
3. 日本との親密性・信頼性
経営陣、国際部の主なメンバーは日本で博士号を取得しています。そして、日本語に長けている社員がほとんど全ての部門に在籍しています。また、現在上市している医薬品は全て日本からの導入品ですが、契約書に基づき、契約費用(ロイヤルティなど)を日本企業にきちんと支払っています。日本企業からの信用も大変高く、泰徳とビジネスを行った多くの日本企業はそこから高い利益を得ています。
4. 政府、及び主要病院との強い繋がり
中日友好病院や出身大学のパイプから、政府、及び主要病院と強い繋がりを持っています。そのため、CFDAとの交渉、入札競売、保険収載などで、強い競争力や交渉力を持っています。
5. コンプライアンス遵守
法務部にコンプライアンス部を設置し、国際基準に則ったコンプライアンスを遵守しています。
6. 入札
各行政地域に担当者を配備しており、入札情報を速やかに入手できます。入札募集の時、政府と病院の専門家は企業の信用と製品の品質を調査しますが、この点において泰徳は大きな強みを発揮しています。

2. LTTによる中国での医療ビジネス支援

① 背景

日本と中国の間には、歴史問題、政治問題など様々な問題があります。また日本企業の中国企業に対する不信感は根強いものがあります。これらが日中間の企業連携を阻害している現状は、不幸としか言いようがありません。この状況は医療関係ビジネスにおいても当てはまります。さらにこの分野には、両国で医療関係制度が大きく異なっているという障壁もあります。
一方、市場が横ばいとなっている日本市場に比べ、中国の医療関連市場は急拡大しています。特に、富裕者層の増加は、日本での高品質な医療ビジネスを中国へ持ち込むことを可能にしつつあります。そこで、日本企業にとって中国市場への進出は有望です。一方、医療分野においては未だ日中間で、技術、経験、社会的成熟度には大きな差があり、中国企業にとって日本の技術、経験、システムを導入することは、ビジネスとして大変有望です。
このように考えると、日本の医療関係企業の中国進出は大変重要です。当社は北京泰徳製薬の協力を得て、その支援を行います。

② 具体的な支援内容

中国進出を考える医療関係日本企業に、ビジネスパートナーとしての北京泰徳製薬を紹介します。その場合、北京泰徳製薬との連携が円滑に進むように、最後まで支援をさせて頂きます。最近の成功例としては、当社が仲介して三笠製薬のパップ剤の技術を北京泰徳製薬に導出した例があります。既に20億円を超える売り上げ(薬価は日本より高い)をあげており、両者に大きな利益をもたらしています。
また、中国進出を考える医療関係の日本企業のために、北京泰徳製薬の支援を受けて、調査、コンサルティングも行います。例えば、中国医療制度、知財、市場環境などに関して調査・コンサルティングを行い、中国進出を考える医療関係日本企業を支援したいと考えています。

③ 当社の強み

当社は、医薬品開発を実際に行っていますので、実務的な支援やコンサルティングが可能です。また、日本技術・製品の導入により起業し、中国有数の製薬企業に成長した北京泰徳製薬の協力は大変貴重です。
例えば、ある製品・技術を中国に導出したいという依頼に関して、当社では…
● その製品・技術を、様々な科学的専門性(薬理、生化学、知財、生産、臨床)から評価し、中国企業へアピールすることが出来ます。
● 北京泰徳製薬から、実際に中国で開発する立場からのアドバイスを得られます。
● 北京泰徳製薬(及びCPグループ)が持つ、政府や医療機関とのネットワークを生かした共同ビジネスや支援が可能です。

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