研究開発

DDS (ドラッグデリバリーシステム)

Drug Delivery System

DDS(ドラッグデリバリーシステム)とは

DDS(ドラッグデリバリーシステム)は、医薬品を必要な場所に・必要な時間・必要な量を送達する技術です。 この技術によって、薬物量や投与回数の軽減が可能になります。つまり薬の効用を高める一方で、副作用を軽減することで、患者さんの負担を減らすことができます。

当社のDDS製剤の特徴

当社はDDS研究のパイオニアであり、多くのDDS新薬の開発に成功してきました。

世界初のレシチン化によるバイオ医薬品の改良

タンパク質医薬品のDDS技術としてはPEG化技術が有名ですが、当社は、レシチン化によるタンパク質の動態改善技術を持っている唯一の企業です。(この技術を使いPC-SODの臨床試験を現在進めています)。この技術は他のタンパク質医薬品にも応用可能です。

ターゲティングと徐放化を併せ持つ世界初のDDSキャリアの開発

これまでのDDSキャリアは、ターゲティングと徐放化のどちらか狙ったものでしたが、当社のステルス型ナノ粒子はその両者を同時に達成した世界初のDDSキャリアです。現在、ナノPGE1やナノBPS(ベラプロストナトリウム)を開発していますが、他の薬剤や核酸の封入も可能です。

複数の医薬品を上市した実績を持つ、脂肪微粒子DDS製剤

脂肪微粒子に薬物を封入することにより、薬物の動態改善が可能です。当社はこの技術の先駆者であり、既にリポPGE1(リプル、パルクス、カイシ)、リポNSAID(ロピオン、カイフェン)などの上市に成功しています。提携している北京泰徳製薬は、世界最大規模の脂肪微粒子製剤製造工場を持っています。

開発ステージでのDDS新薬の優位性

DDS製剤の開発期間は一般的な医薬品開発に比べて短縮化できる

既に上市されている医薬品を対象にする場合、一般的な医薬品開発に必要な試験の一部を省略することができます。
そのため別に説明するDR同様、早く安く確実に安全な医療品を開発できるのがDDS新薬のメリットです。

共同研究開発

現在開発している医薬品に関して、DDSによりその効果や安全性を高める研究を当社独自のDDS技術を使って行いますので、お気軽にご相談下さい。詳しくは「DDS共同研究」または「DDS製剤の共同研究開発」のページをご覧ください。

DDS共同研究
DDS製剤の共同研究開発(企業向け)
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