用語集

用語集

薬に関する用語集

FDA
Food And Drug Administrationの略。食品医薬安全局のこと。通常では米国のFDAを指す。医薬品の認可を行う部署。
G-CSF
サイトカインのひとつで、顆粒球コロニー刺激因子(Granulocyte-Colony Stimilating Factor)の略。骨髄細胞のコロニー形成細胞(CSU-GM)からの顆粒球コロニー(主に好中球)の形成を促進させる作用のある物質。
PLGA・PLA
ポリ乳酸グリコール酸重合体(Poly lactic acid-glycol acid)、ポリ乳酸(Poly lactic acid)の略。製剤としては固体であり、生体での溶解が遅いので、含有させた薬物の徐放が可能となる。
PCT
特許協力条約のこと。国際出願制度(一つの特許出願で複数の国に同日に出願した効果が得られる制度)の手続について定めた条約。
QOL
クオリティーオブライフ(Quality of Life)の略。直訳では生活の質の意味。最近は、生命維持や苦痛除去という治療だけではなく、心身ともに質の高い生活を送ることが望まれている。
SMO事業
Site Management Organizationの略。治験実施施設と契約し、その施設に限定して治験業務を支援する機関。
SOD
スーパーオキシドアニオンに特異的に働き、それを消去する酵素。
安定性試験
製剤化された薬物が保存することによって化学的な変化をするかどうかを試すこと。
医薬部外品
薬事法第2条に規定されているもので、医薬品とは異なる(部外品)もの。医薬品と同様に製造販売にあたっては、薬事法の規定により、承認、許可が必要である。
エステル化
酸とアルコールから水を失わせて、縮合反応をさせること。エステルは生体内においては、多くの場合、エステラーゼという分解酵素によって容易に酸とアルコールに加水分解される。
開発業務受託機関
治験依頼者(製薬会社)に代わって治験施設を管理・監督する機関・企業のことで、CRO(Contract Research Organization)を意味する。
界面活性剤
水に溶けて水の表面張力を低下させる作用を少量で現す物質。その分子が親水基と疎水基の両方をもつため、水に溶けにくい物質を可溶化することができる。
活性酸素
スーパーオキシドアニオンのこと。通常の酸素分子に1電子対が附加した不安定な陰イオンラジカルで、非常に酸化作用の強い物質。肝臓・消化器のキサンチンオキシダーゼ及び感染などで活性化された白血球表面のオキシダーゼなどによって産生される。細胞内器官としてミトコンドリアやマイクロゾームなどでも産生される。炎症、癌、虚血再灌流障害などの広範囲の疾患の進展に関与していると考えられている。
幹細胞
Stem Cellのこと。未分化な造血前駆細胞で、自分自身で自己複製能と分化能を有している。この造血前駆細胞は、サイトカインの存在で、赤血球、さまざまな白血球、リンパ球などに分化していく能力を持った細胞。
凝集
小さい粒子(細胞)が集まって、大きな塊を形成すること。
契約一時金
契約締結時に受け取る収益金。
血管内皮細胞
血管の一番内側にあって、血管内壁を薄く一層で覆っている細胞。正常組織では隙間なく重なり合っていて、通常その間隙を通っての物質の交換や移動は行われないとされる。炎症などが生じている部位では内皮細胞の収縮が起こって、約200~500nm程度の細胞間隙が生じ、たんぱく質や水分の血管外漏出が生じる。
血中濃度半減期
生体内において代謝・排泄などによって薬物(化合物)が減少していくとき、その生体内(血液中)濃度が半分に減少するまでの時間。この時間が長いほど、有効血中濃度の維持される時間が長くなる。血中半減期と同義。
原体
製剤化をしていない薬物(化合物)そのもの。
抗原性
動物の免疫応答を刺激する性質の強さを表す言葉であるが、一般的には免疫細胞から抗体を産生させる能力(免疫原性)のことを指す。
好中球
好中性白血球の略。中性色素で染色される特殊な顆粒を細胞内に持っている顆粒球で、末梢循環血液中の白血球としては最も多い。感染・炎症の初期には、その部位に多数浸潤し、細菌・異物などの有害物の貪食・除去を行う。
細胞膜
細胞の外界に対する表面を取り囲んでいる膜。細胞膜は、主にリン脂質の2重層(約10nm)で構成されていて、受容体・イオンチャンネル・酵素などのたんぱく質も構成成分である。
上市
製品を販売するようになること。
親水性部分
水との親和力が強い性質を持っている極性のある原子集団部分。分子内に親水基が多ければ、化合物の水に対する溶解性が増す。その例として、-COOH(カルボン酸), -NH2(アミノ基)などがある。
ステロイド
ステロイド骨格を化学構造に持っているホルモンであるステロイドホルモンの略称。生体には男性ホルモン、女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(鉱質コルチコイド、糖質コルチコイド)などがあり、薬物としては合成ステロイドもある。
疎水性部分
水との親和力が弱い性質を持っていること。親水性とは逆の意味を持つ。疎水性基(親油基)を持つ化合物は、水に難溶性で油(脂質)には可溶な性質である。
ターゲッティング
薬物を作用させたい部位(場所)に特異的に到達させること。
担体
薬物を薬物到達部位まで運ぶ素材のこと。キャリアーとも呼ぶ。
治験
当局へ医薬品として申請する際に必要なヒトで行う臨床試験のこと。
毒性試験
薬物に生体に対し有害作用があるかどうかを調べる試験。急性毒性試験・慢性毒性試験などがある。
ナノメーター
長さの単位で、10億分の1メーター(10-9m)。μmの1,000分の1。mmの100万分の1。
ナノ粒子
粒子径がナノメーターで表される大きさの粒子のこと。
難治性稀少疾患
発症頻度が極めて低い疾患で、現在優れた治療薬が充分開発されておらず治癒が困難なもの。その疾患に対する特効的治療薬をオーファンドラッグという。
ハイドロキシアパタイト
骨の成分と同じ水酸化リン酸カルシウムで作製した粒子。当社ではその粒子の集合体で外径約5μmのものを製剤化に用いている。
バリアー
生体は生体防御のために異物(生体外物質)が容易に侵入しないようにしている。たとえば、脳組織にむやみに物質が入らないように脳血管関門がある。たんぱく質は分解されて腸から吸収されるので、たんぱく医薬品の腸吸収はほとんど期待されない。また、皮膚も外から物質が簡単に入らないような組織構造をしている。
非臨床試験
ヒトで行う臨床試験以外の試験の総称で申請のために必須のもの。原体・製剤の物理学的・化学的性質を調べる試験、安定性試験、薬物動態試験、薬理試験、毒性試験などが含まれる。
プロスタグランジン
必須脂肪酸のアラキドン酸の代謝産物のひとつ。プロスタグランジン(Prostaglandin, PG)はその構造によってAからJまでアルファベット順で分類されており、それぞれが多彩な強い生理学的活性を有している。PGE1には、血管拡張・血管新生作用などがある。
マイルストーン
契約に基づき、研究開発の進捗状況(予め設定された内容の達成度)により受け取る収益。
慢性動脈閉塞症
動脈硬化などが原因となって動脈に狭窄・閉塞が生じ、血流が途絶えた状態になる症状。閉塞が長期間継続すると、組織壊死などが生じる。
ミセル
界面活性剤水溶液中で生成する界面活性剤又はイオンの集合体。親水性部分を外側に、疎水性(親油性)部分を内側に配向しているので、油成分が均一に水に拡散できるようになる。
薬物性好中球減少症
循環血液中の成熟好中球の絶対数が2,000/μl以下に減少した場合を好中球減少症という。原因は多岐にわたるが、薬剤の投与による原因が最も多い。
薬物動態試験
薬物の血中濃度の時間的推移や生体における吸収・分布・排泄などに関するパラメータを測定して、薬物の生体内での様子を探ること。
薬効試験
薬物にどの程度の効力があるかについて、細胞レベルや病態モデルで評価すること。
優先審査薬
医薬品の認可をする当局が、緊急性が高い薬物(治療方法)に対してその認可審査を一般のものに比べて早く行うことを指定すること。
ライセンスアウト
特許の実施権を許諾して、技術導出を行うこと。
リポ製剤
当社独自の技術により作製されたナノ粒子サイズの製剤で、脂質の微粒子をレシチンで被覆してある製剤。
臨床試験(第Ⅰ相臨床試験、前期第Ⅱ相臨床試験、後期第Ⅱ相臨床試験、第Ⅲ相臨床試験)
ヒトに薬物を投与して、その有効性・安全性について調べる試験のこと。第Ⅰ相臨床試験:少数健常人を対象に安全性・薬物動態を確認する。前期第Ⅱ相:比較的少数の患者を対象に有効性・安全性を検討し、およその用量範囲を検索する。後期第Ⅱ相:患者数を増やし有効性・安全性を検討し、最適用量を求める。第Ⅲ相:多数の患者を対象に既存薬と比較することにより有効性・安全性を確認する。
レシチン
生物体の細胞膜構成成分のグリセロリン脂質のひとつで、ホスファチジルコリン(Phosphatidyl Choline, PC)のこと。真核生物では含量が最も多いリン脂質である。
レチノイン酸・レチノール
ビタミンAのこと。レチノールは、生体においてレチノイン酸に代謝されて作用するとされる。どちらも化学構造上、酸素及び紫外線に対して非常に不安定である。最近シミ・しわに対し効果が優れていることが明らかにされ、美容においてレチノールはブームになっている。
ロイヤリティー
特許権等の実施許諾に対する対価。導出した製品の上市後、契約に基づき、販売額に一定比率を乗じた金額として、実施権者から権利者に支払われる。

EIP杵の用語集

滑沢性(滑沢剤)
粉体の流動性をよくし、圧縮錠剤形成を容易にするために加えるもので、ステアリン酸マグネシウムなどが用いられる。
崩壊性(崩壊剤)
体内の水分を吸って膨張するなどして錠剤を崩壊させ有効成分の放出を容易にするために加えるもの。
MH杵
打錠表面層に特殊な放電加工を施すことにより硬化金属を浸透・含有させ、さらに打錠表面層に1.0~5.0μmの粗度を持たせることにより、薬剤粉末の付着を軽減し、なおかつ打錠杵の耐久性を増強させた杵。
マイクロピーニング
仕上げ工程でSiC(シリコンカーボン)などの研磨粒を当てて金属表面のビーム痕を取り除いて平滑に研磨する方法。
マンニトール
賦形剤の一種。賦形剤とは、有効成分が少ない場合に、取り扱うのに適当な量になるように加える、生理活性を持たない物質。
アエロジル
流動化剤の一種。流動化剤とは、薬剤の混合末や顆粒の流動性を改善し、錠剤形成しやすくする。
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)技術
ダイヤモンドに類似した炭素(カーボン)薄膜材料のこと。特徴は,高硬度・低摩擦係数・耐摩耗性・電気絶縁性・耐薬品性・赤外線透過性など。
タングステンカーバイド
タングステンの炭化物で硬度が高い。結合剤(コバルトなど)と高密度に焼結したものは、超硬合金と呼ばれ、切削工具、金型や高圧力発生装置として使用される。
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