DDS(ドラッグデリバリーシステム)
製剤の共同研究開発

当社創設者の故水島裕(聖マリアンナ医科大学名誉教授、文部科学省初代政務官)は、我が国のDDS研究の先駆者の一人であり、当社はDDSの分野でもリーディングカンパニーであると自負しています。
当社の開発したDDS製剤・リポPGE1はピーク時の売り上げ(日本)が500億円を超える医薬品となりました。また当社の関連会社・北京泰徳製薬は、中国でのリポPGE1(カイシ)の上市に成功し、その売り上げはピーク時300億円近くになりました(全医薬品で売り上げ4位)。
リポPGE1は、脂肪微粒子に封入することによりPGE1の失活を防ぐと共に、疾患部位へターゲッティングするDDS製剤で、脂肪微粒子を使ったDDS製剤としては世界初でした。我々はこの技術を応用し、リポNSAIDなど複数の脂肪微粒子製剤の開発に成功しました。なお、リポNSAID(カイフェン)も北京泰徳製薬の主力医薬品に成長し、その売り上げは200億円を超えています。
その後も、世界初の新しいDDS技術を開発してきました。例えば、当社が現在一番力を入れているPC-SODは、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)というタンパク質にリン脂質を結合させ(レシチン化)、その医薬品としての活性を格段に高めたDDS製剤です。タンパク質のレシチン化技術を持っているのは当社のみであり、この技術は他のタンパク質(抗体など)にも適応可能ですので、是非ご相談下さい。
また、我々が開発したステルス型ナノ粒子も画期的なDDS技術です。これまでのDDS技術は、ターゲッティング(疾患部位に薬物を選択的に送達させる)、あるいは徐放化(薬物を徐々に放出させる)のどちらかだけを狙っていましたが、ステルス型ナノ粒子は、この両方の目的を同時に達成した世界初のDDS製剤です。例えば、この粒子にPGE1を封入したナノ粒子(ナノPGE1)は、血管病変部に集積しそこでPGE1を放出するため、我々が上市したリポPGE1よりも、少ない量と投与回数でもより高い薬効を発揮することが期待されます。低分子化合物だけでなく、核酸にも応用可能です。
さらに、2018年10月に当社に入社した菊池寛博士は第一製薬(現 第一三共)ならびにエーザイで活躍したリポソーム製剤研究の第一人者です。リポソームは臨床への応用例が最も多いDDS 技術です。当社独自のリポソーム新薬の開発だけでなく、リポソーム製剤開発ノウハウを活かした共同研究開発(低分子薬物、核酸等を対象)も積極的に行いたいと考えています。
他にも様々な新しいDDS技術を開発しています。これらのDDS技術は他の医薬品にも応用可能です。現在開発している医薬品に関して、DDSによりその効果や安全性を高めたいというご希望を持っていらっしゃる方をお手伝いいたしますので、お気軽にご相談下さい。

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