トップメッセージ

当事業年度当社は、湘南研究所を開設しました。武田薬品工業の医薬品開発ツールを利用できるだけでなく、そこに集積している多くの企業との共同研究が可能になり、当社の新薬開発研究が大幅に加速すると期待しております。また、当事業年度内に研究員を6名採用し、強力な研究体制を確立出来ました。臨床試験段階にあるパイプラインとしましては、前期第二相試験を完了している「ドライアイ治療薬(LT-4002)」の後期第二相試験準備を進めたところ、2019年4月に開始することが出来ました。また、PC-SOD治験薬、及びプラセボ製造が完了しました。さらに、PC-SODの新たな適応症を発見しその有効性を確認しましたので、臨床試験へ向けて準備を進めております。
当社の創薬事業は自社開発を基本としておりますが、開発のスピードアップやパイプラインの充実のためには同業他社との協業にも挑戦すべきと考えています。そこで、アンメットニーズを満たす医薬品の開発で実績のあるノーベルファーマ社と共同開発契約を前事業年度に締結しました。臨床試験を2019年4月に開始するなど共同開発は順調に進んでいます。また、新たな共同開発を目指し、複数の企業と交渉を進めております。
また、当社の重要なビジネスパートナーである北京泰徳製薬とは引き続き友好的関係にあり、同社の発展に寄与できるよう様々な支援や取り組みを行っております。また、同社にライセンスアウトしましたPC-SODに関しましては、当事業年度に第一相臨床試験が完了し良好な結果が得られております。
当事業年度の業績につきましては、受取配当金収入の減少により当期純利益は前期に比べ減少し327百万円となりましたが(前期比で70.9%の減益)、黒字決算は維持することが出来ました。
新薬のロイヤリティ収入等による営業損益の黒字化という経営目標に向けて、当社は引き続き創薬事業に邁進する所存でございます。今後ともご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2019年6月25日
代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO) 水島 徹